32話 ときめいてる女の子 気にしないふり男の子 [Livly Island]
春風家的バレンタイン・前編
「イニシャルよ。春風桜なら、名前と苗字をひっくり返してSHってなるわけね。」
「ほほー。てっきりWのS君・・・2人のS君だと思っちゃった。」
「やーね、そしたら咲は二股を公言しちゃったことになるじゃないのーあはは!」
「ブルブル・・・僕も今背筋が冷たくなりました・・・。この島の温度調節は完璧なはずなのに・・・。ねえ、空さん。」
「嫌な予感しかしない。何か邪悪なものが俺たちに近づいている・・・菘、気をつけろよ。」
☆もうすぐバレンタインということでバレンタインの話前編です。春風家の名前は咲・桜・空・楓・菘で、名前をイニシャルにするとS・S・S・K・SというS:Kが4:1というかなりの比率になります。楓さんが仲間はずれになってしまいました。Kがイニシャルな方は是非楓さんと仲良くしてあげてください。
「よっしゃあ!家に帰ってきて一息したところだしバレンタインに向けてお料理開始よ!」
「チョコガネムシも沢山拾ったし、準備は万端だよね。咲ちゃんはお料理できるの?」
「ふふん!野菜炒めなら完璧よ!肉じゃがもいけるわ!こう見えて家庭的なアルパカなのよ!」
「え・・・そうきたか・・・。いや、ほらあれだ!修行中の身だからさ!料理の!」
「クックパッ〇見ながらならいけるんじゃない。混ぜたり寝かしたりすればいいんでしょ?」
「楓ちゃん、自力で頑張ろう。ところで、楓ちゃんの料理・・・今年は大丈夫?」
「ええ!今年は去年の反省を生かして隠し味を変えることにしたわ!」
「なーに言ってんのよ!今時、普通のチョコレートじゃインパクトがないの!菘の料理は確かに美味しいけども、パンチがないでしょ?味にも性格にも!」
「菘さんの性格は十分濃い・・・じゃなくて個性的だと思うけどなあ。」
「もうちょっとはっちゃけちゃっていいんじゃない?ってことよ。ゴホン、んで今回の隠し味は・・・じゃじゃーんっ!ブラックペッパー!」
「よく考えてみよう!そのチョコレートは楓さんが食べるんじゃなくて他の男の子が食べるわけだよね!楓さんのそのハイセンスで芸術的なスパイスは常人の男の子には理解できないよ!」
「あー確かにそうね・・・。普通に作ったほうがいい気がしてきたわあ。」
「ほれほれ、そんなことしてたら日が暮れちゃうよ。私は粗方できた!」
「いやあ、まだ鍵盤の位置のズレが美しくないわ。作り直すかな・・・。」
「例年通り、空さんと菘さんにあげる予定。空さんはチョコを採点してくれるから毎年結構楽しみだし!菘さんは喜んで食べてくれるし!おかげで二人の味の好みはバッチリよ。」
「私のチョコを泣きながら食べてたわよ。菘は実は結構可愛い子なのよ。」
「いや・・・それは隠し味のわさびが利き過ぎてただけかと・・・。」
「夕方、キッチンを貸してほしいの・・・。一人でお料理したい・・・から・・・」
「そそ、そうね!うん!桜さん、早く作ろう!鍵盤手伝うから!」
「(あと咲ちゃん、鍵盤手伝わなくていいから・・・。あんな細かい作業絶対無理でしょ)」
後編に続く・・・・。
こんばんはー♪
桜さんの芸術センス…すごすぎます!
これは食べるのがMOTTAINAIですねw
楓さんのトキメク展開の後半が気になりますv
そして、家庭的なアルパカに吹きましたw
by みゅうあ (2011-02-11 23:34)
(´m`*)後編が楽しみですwww
しかしすごいアーティスティックな作品ですね!!!
私ももらったゾウガメのチョコは食べれません
永久保存です!
by Ryokan (2011-02-12 10:15)
それにしてもWSさんが誰なのか気になります・・(゜゜
実は本当にダブルのSさんだったりして!(←蹴
自分、明日一日中考えてると思います\(- -;)
後編楽しみにしてます♪
by カシヅキ (2011-02-12 23:14)